ラマン分光でアイスレンズの成長面を見てみよう。
結局のところ、よくわからないフローズンフリンジですが、それでは実際に見てみましょう。
一方向凍結しているガラス粉粒体中の、成長中アイスレンズの成長面近傍の各間隙の水の様子をラマン散乱で調べてみました。
そうしたら、以下の図のようになりました。
もし氷があるのなら、ラマンシフトの210カイザー辺りに氷の格子振動を示すピークが出るはずです。
とりあえず、ガラス粉粒体中でアイスレンズが形成されているときには、Millerのいうようなフローズンフリンジはありませんでした。また、アイスレンズの成長面には試料粒子の半径以上の凸凹はありませんでした。
なんだ、結局みんなわかってなかったんじゃん。