ガラス粉粒体中で観察された、アイスレンズの厚さとと粉粒体試料の初期含水比の関係。
ある含水比以下では、アイスレンズが生成できないことがわかる。
この「ある含水比」は試料による。

凍結速度によってアイスレンズの成長しやすさが違うこともわかる。(ゆっくり凍ったほうが一枚のこおりとして成長しやすい)。
水分量によってもアイスレンズの成長しやすさが違うこともわかる。(水分過多のほうが一枚の氷として成長しやすい)。

[参考]



ガラス粉粒体中の凍結について、Worster-Wettlaufer modelを下に計算した、一枚のアイスレンズが成長し続ける領域。
V-max以下の凍結速度、含水比の時、一枚のアイスレンズが成長し続ける。
一定の凍結速度で4mm間凍結させたとき、実際に一枚のアイスレンズが成長し続けたものを○で、アイスレンズがジャンプしたものを×で示した。